[ Monthly Column Aug. 2005 ]
[ 続・石の印象 ]
前月号では、品物を見る時の視点・価値基準のようなものに触れました。
近年の傾向としては、それこそ善財童子ではありませんが、どんなものにも
それなりの価値があるとする、おおらかな考え方が主流です。
「どちらがいいの?」と問われれば「お好みですから…」と応じる、
言わば物分りのいい、大人のセールストーク。
しかし、「お好み」では済まされない事、自分さえ引いてしまえば
それで円く収まる訳ではない、何か重大な局面もありそうです。。。
特に不可視の世界と密接な宝石の美=力は、価値の有無というより
むしろ、善悪に近いものかもしれません。
きっとそれは芸術分野にも言えることでしょう。
ピンと来ない、よく解からないくらいの方が、沈も焚かず屁もひらず?
いえいえ、それこそが計り知れない価値だったりするのですから。
これだと思い込まない、全てを見分ける目を養いたいものです。
Composition