[ Monthly Column Dec. 2000 ]
☆[ ゲストのコラム第二弾 - 新世紀の夜明けに ]
by Keiko Homma☆
(ジュエリー時事専門記者
All About Japanガイド)
「20世紀の最後を飾るクリスマス…」「まもなく訪れる21世紀にふさわしい…」
そんな惹句を もう何度目にしたことでしょう。
12月はジュエリーの一番の旬、という風潮が一段と高まってきて、
今年、女性誌はいっせいに10月発売号で ジュエリー特集を組みました。
これまでは 年末を前にした11月発売号で組んでいた特集が、1カ月早くなったのです。
もちろん狙いは、女性がボーナスの使い道を じっくりと考えられるように、
検討期間を与えるため。
また心優しき男性諸氏が、愛する人のために 金策する余裕を与える意味もありそうです。
とはいえ銀座周辺の百貨店では、ギフト用ジュエリーは 3万円前後が中心ということなので、
女性誌が特集したような 本格的なファイン・ジュエリーは、男性から贈られるというよりは、
女性本人が熟考したうえで、この1年の自分へのごほうびとして 自ら買っているのでしょう。
*
日本語では 何でもひとくくりに「ジュエリー」と呼んでしまいますが、英語にはさらに
「ファイン・ジュエリー」や「コスチューム・ジュエリー」などの言葉の区別が存在します。
ファイン・ジュエリーは品質やデザイン、作りや仕上げに違いがあり、
コスチューム・ジュエリーは 流行の服に合わせる一過性のもの、
服を引き立てるアクセサリー的なもの、といった意味を持っています。
「まもなく訪れる21世紀にふさわしい…」。あの惹句は、実に言い得て妙でした。
多くの女性たちが 日頃からジュエリーに慣れ親しむようになってきた今、
ファイン・ジュエリーこそが
時代の「これから」にフィットする、重要なキイワードになろうとしています。
思い入れを持って購入し、大切に身に着け、持っているだけで心が豊かになれる…
そんな魅力を秘めたファイン・ジュエリーは、自分を輝かせるすべを知った新世紀の
女性たちのマストアイテムになるだろうと、誰もが感じ始めているのです。