[ Monthly Column Apr. 2005 ]
[ 展示〜日本のジュエリー100年 ]
桜花爛漫、東京都庭園美術館で、我が国の近代装身具史を俯瞰する。
フォーマルな場面において、金気を嫌う歴史の長かった我らは
残念ながらジュエリー下手と言われて久しい。
先般の翡翠展で感じた 遠い先祖たちの力強さは、
このたびの展観には全くないし、まるで異国の事のようだ。
けれど、生き方や美しさは人それぞれのもの、控えめで
繊細を極めるもよし、制御不能な混沌もまたよし。
そして、いつもながら思うのは、人は皆 感じ方が違う面白さだ。
一体どう見たら そんな風に感じられるのか解からないほど
激しく感覚の違う人、そんなところに注目するかと感心させられる人。
感覚 = 心 に明るさが保たれているならば、違いの認識にとどまらず、
あまたそれぞれ 尊重できるはず。 常にそうありたいと願うものである。
それこそが、光ある世の中の「おもしろ」ということなのだろう。
Composition