[ Monthly Column Jun. 2004 ]
[ 人の力 ]
2002年に[ 場の力 ]という文を掲載しましたが 今回は人のお話です。
都内某所にプロモーションも何もなく オーナーその人の人柄だけで
顧客が増え続けている ひっそりと素敵なサロンがあります。
本当に仕事熱心な女性オーナーは 派手な周知の代わりに
心のこもった 自作のご招待状を送ります。
社長兼 カメラマン兼 ジュエリーコーディネーター etc. etc.
そのサロンでは ただ楽しいだけでなく 大変だからこその充実感や
非常に高価である その理由といった現実的な感覚が
顧客の方々に きちんと伝わっているように思います。
そういえば 大卒初任給15万足らずの時代に 百貨店の若い男の子が
涼しい顔で 父に30万のバーバリーを勧めたことがありました。
父は「じゃあ聞くが、おまえは買うのか?」と。
もし その若い店員が 「あなた様には これくらいのお品物」などという
ふざけた口上でなく、製品の素材や工程を良く勉強して勧めていたら?
自分が売っている品物を 本当に愛していて、
「いつかは僕も」という 憬れを語ることが出来ていたならば・・・?
Composition