[ Monthly Column Jul. 2005 ]
[ 石の印象 ]
たとえば、展示会場の宝石を何気なく身に着けた瞬間!
一層光が増して美しく感じる、あるいは楽しげに、
あるいは優しく、対等に冴え渡るその場の空気感・・・
・・・ジュエリーファンなら どなたもご経験がありますね?
身に着ける人によって、大きく表情を変えて行く事もご存知でしょう。
日頃、そんなドラマチックな商談ばかりを見ていると、自ずと見る角度や
感ずるチャネルが狭くなり、そしてそれが専門性であろうと思います。
ところが最近、よそのジュエリーで、全く別の縁・相性というものを目にし、
関係性は無限だなぁと、それこそ茫漠たる気持ちになりました。
その品物と注文主とは、私が見慣れていない力で結ばれており、
はっきり言って、お似合いなのかどうかすら判らないのです。
注文主ご自身も、…へ?と狐につままれたよう(笑!)
ただ一つ言えるのは、その製作者がたまたま私の知人であって、私は
彼女の心的力量を信じて疑わないので、これもありだと思える・・・
ニッチな世界はますます深く怪しく、かつ美しく広がります。
Composition